古より、帯は魂を結び込むものと信じられてきました。 そして「本物」の帯にこそ人のこころをとらえ、和服の品格を表すものがあると申せましょう。 手にされた方が、迫り来る美しさに思わず息をのむような、そんな物づくりをめざし日々帯つくりに取り組んでいます。 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　〜滋賀喜織物のＨＰより〜 昭和１１年創業、西陣の名門織元【滋賀喜織物】さん。 徹底して一貫した手織りにこだわっている作品作りのため生産数は限られ、袋帯を凌駕するほどの誉れ高き逸品。 その滋賀喜織物さんが丹精込め手作業によって組み上げた、とても希少な『組帯』の名古屋帯を入荷することができました。 組帯とは、日本の組紐の技術から生まれた非常に格式の高いお品。 一般的な織物は経糸と緯糸が90度の角度で交差しますが、組物は２本の糸が縦方向に対して45度に組んでいきます。 奈良の正倉院にも数多くの所蔵品が残され、美しい文様は今なお多くの人々の心を魅了し続けています。 組帯は実用性にも優れており、斜めに織られた糸は縦に引っ張ると均等に張力がかかるため、お締め心地が良く着崩れすることもありません。 これ程までに高い技術と手間暇のかけられた希少な全通柄の名古屋帯ですので、呉服屋さんでお求めになられた際にはさぞ高価だったことでしょう。 当店の大切なお客様には、お召しになる機会の多いカジュアルにこそ上質なお品を選ばれることをお勧め致します。 結城紬や大島紬などの高級な紬や、お気に入りの小紋に合わせて頂きますと、大人の女性に相応しい上品でオシャレなコーディネートがお楽しみ頂け、また大変に軽やかな仕上がりとなっておりますので、単衣のお着物との相性も抜群です。 匠の技を持つ職人さんによって、丹精を込めてくみ上げられた手組紐。 手仕事にこだわり続ける、名門【滋賀喜織物】さんによる逸品中の逸品です。 しっとりとお身体に馴染む最高のお締め心地と、手織りによる美しい名古屋帯をぜひこの機会にご入手頂き、誰からも憧れられる上品な帯姿をお楽しみ下さい。 　　　　　　　　　　～鎌倉ふわり～ 【寸法】 長さ　３６８ｃｍ　　　幅　３１.５ｃｍ 【素材・状態】 正絹 一度ご試着になられた程度の、大変きれいなお品です。